2人目産みたいけど…。【ためらうワケと2人目の壁とは?】

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少子化問題が叫ばれて久しいですが、高齢化社会との兼ね合いで、出生率が低下すると将来的に国が破綻する可能性もでてきます。そこで国を上げて産めよ増やせよと音頭をとっているわけですが、そもそもどうして、少子化になってしまったのでしょうか?いくつかある理由の中の一つが「二人目の壁」です。

子どもを一人産んでみて「ああ、あともう一人子どもを生むのは無理だ」と悟る夫婦が多いと言うのです。気持よく二人目を諦めるわけではなく、現実を考えて無理だと諦めているのであれば、なんてモッタイナイことでしょうか。そこで、二人目の壁について考えてみたいと思います。

まずは日本の出生率の現状をみてみましょう

出生率、正式に言うと合計特殊出生率とは、1人の女性が生涯に産むとされる子供の数を言います。人口の維持に必要な数値は2.07ですが、2013年度の日本の合計特殊出生率は1.43と、かなり低い数値となっています。

合計特殊出生率は1985年には1.76。その後バブル崩壊を経て低下し、2005年には過去最低の1.26まで減少しました。その理由は女性の高学歴化に加え経済の低迷と団塊ジュニアらが結婚・出産時期を遅らせたのが大きいと言われています。

しかし2006年、結婚や出産のリミットを意識しはじめた団塊ジュニアが30代後半に入ってからはプラスに転じ、リーマン・ショック後の不景気で一度後退したものの、3.11後の絆を求める意識が幸いしてか2012年には前年を0.02ポイント上回る1.41に戻りました。特に30代以降の出生率が伸びて晩産化が進んでいます。

ただ出生率は上がりましたが出生数の減少は続いています。国内で生まれた赤ちゃんの数を示す出生数は103万1千人と前年度より6千人減って3年連続です。

現実的な「二人目の壁」

ではどうして子どもの数が減っているのでしょうか? その理由の一つが先にお伝えした通り「二人目の壁」にあります。

タマホーム㈱が既婚者を対象におこなった「ふたりめ意識調査2014年度」によると、「理想の子どもの人数は?」という質問に、76.7%が「子どもは二人以上が理想」と答えていることが判りました。

詳しく見ていくと二人と答えた人が47.2%、三人と答えた人が22%、四人以上が2.6%という結果です。ちなみに、子どもは一人が理想と答えたのは13.8%で、三人と答えた人よりも少ない数値でした。しかし14.5%の人が子どもなしを希望しています。

子どもなしを希望する方が多いのが気になりますが、それでも多くの人が、子どもを持つなら複数人を望んでいることが分かりました。しかし少子化問題が深刻化しているのはなぜか?

この問題を解くキーワードは理想と現実のギャップです。

子どもは二人以上が理想だけど、実際に子どもを1人持つ人の64.8%の人が「2人目の出産にためらいがある」と答えているという悲しい現実があるのです。

2人目の出産をためらう最大の理由が 、子育てや教育など家計の見直しを考えたときの「経済的な不安」が85.1%に上ります。

公立高校の教育無償化など、子育てのための経済的支援が打ち出されていますが、それでも平均給与収入が伸び悩んでいるご時世ですから、家計のことを考えると二人目を諦めるご夫婦もでてくるのでしょう。

子作りを促進させるための対策とは?

では、二人目の壁を乗り越え子作りを促進させるために必要なことは何か?アンケート結果から見ていきましょう。

・「経済的なサポート」

出産・育児費用や教育関連費用などの経済的なサポートを望んでいる人が8割以上にのぼります。
政府の少子化対策の有識者会議では、新婚世帯に割安住宅を提供する自治体や企業への税制優遇を提言してますし、アベノミクスの一環である幼児教育無償化などが始まれば、二人目の壁が崩れるかもしれませんね。

・「仕事面でのサポート」

働くお母さんが増えるなか、休職や復職のしやすさなどのサポートを希望する人が半数弱いました。
正規雇用職員だけでなく、女性の割合が多い非正規雇用も産後に復職しやすいような法的な整備が必要になってくるはずです。

・ 「ワークライフバランスの改善」

お母さんだけでなく、お父さんに対しても長時間労働の短縮など、ワークライフバランスの改善を求める人も半数弱いました。ただ全ての企業に義務づけることができなければ意味がありません。政策だけではどうしうようもない難しい問題です。

最後に

いかがでしたか?二人目の壁を打ち破ることは民官両方の協力が必要ですよね。そのため実施するためのハードルは高いかもしれません。

しかし、2人以上の子どもが欲しいと回答した既婚者たちは、兄弟がいると子ども同士で遊べる、兄弟同士で成長する、兄弟同士で将来支え合えるなど、子どもの成長を願って二人目に踏み切る人が多いようです。経済的な課題はあるものの、子どもの将来を考え二人目の壁を乗り越えて欲しいと願うばかりです。