イクメンは子育てママの味方!育児を楽しめるカッコいい男性

恋愛・家庭

ladyplus028
2010年6月、厚生労働省は、男性の子育て参加や育児休業取得の促進などを目的に「イクメンプロジェクト」を始動しました。

これは、育児・介護休業法の改正に伴い、その趣旨を踏まえて、育児をすることが自分自身のみならず、家族や会社、社会に対してもよい影響を与えるというメッセージを発信することが目的で始まったものです。では、その現状は、実際のところどうなっているのでしょうか?

イクメンの定義

「イクメン」とは、育児中のメンズの中でも、「会社に育児休暇を申請する」「趣味が育児と言ってはばからないなど、積極的に子育てを楽しみながら、自らも成長しようとするひとのことを指します。

この「イクメン」という言葉を作ったのは、NPO法人「イクメンクラブ」で、そこでは定義を以下のように定めています。
・イクメンとは、「“育児を楽しめるカッコいい男”のことである」
・イクメンとは、「子どもたちを広く多様な世界へ誘いだす」
・イクメンとは、「妻への愛と心づかいも忘れない」

つまり、妻子と積極的に関わり、それを楽しみながら生活する夫のことを指すわけです。

育児休業制度と現状

改正された育児・介護休業制度では、育児休業に関して以下のように定めています。

・子が1歳(一定の場合は1歳半)に達するまで(父母ともに育児休業を取得する場合は、子が1歳2カ月に達するまでの間の一年間<パパ・ママ育休プラス>の育児休業の権利を保障
 
さらに3歳までの子どもを養育する労働者の短時間勤務、小学校就学前までの子どもが1人であれば年5日、2人以上であれば年10日を限度とした看護休暇の付与、時間が労働や深夜業の制限、所定外労働の免除など、さまざまな措置を設けています。

とはいえ、厚生労働省の平成23年度「雇用均等基本調査」によると、男性の育児休業取得率は2.63%にとどまっているのが現状です。日本が掲げる平成29年までに男性の育児休業取得率を10%まであげるという目標には、まだまだ手が届きそうにありません。

平成20年にニッセイ基礎研究所が発表した「今後の仕事と家庭の両立支援に関する調査」によると、育児休業制度を男性は30%を超えています。

その背景には、男性の育児休業取得に対する社会のコンセンサスが得られていないことや、勤務先の就業規則に規定がなく申請しにくいということもあるようで、共働きの男性が「育児休業を取得しにくい」「どちらかといえば取得しにくい」と回答した男性が80%を超えています。

勤務先の就業規則に明記されていなくても、契約社員であっても、条件を満たしていれば取得可能なことも、認知されているとは言い難い状況が続いているようです。
 

イクメン向けのサービスも充実

近年は、イクメンを対象にしたサービスも、さらに充実しています。イクメン向けの絵本読み聞かせ講座から、パパも使いやすいように改良されたサンパルばさみや爪切りなどの育児グッズの開発、育児に必要な知識を学べるイクメン検定など、その内容も多岐にわたっています。

また、ニフティ(株)が運営する「パパスイッチ」、NPO法人ファザーリング・ジャパンが主催する「子育てパパ力検定オフィシャルサイト」、厚生労働省の「イクメンプロジェクト」など、イクメンを対象にしたウェブサイトも増えており、さまざまな情報にアクセスしやすくなっています。

行政がイクメンを奨励していることで、自治体やNPOがイクメン・スクールを開講するなど、社会的なサポート体制も整いつつあります。子どもを持つからには、楽しみながら育児するのに越したことはありません。
ですが、知識不足で二の足を踏む男性も少なくないでしょう。

その点は、カバーできるサービスが充実しています。まず、ウェブサイトを訪問してみることから、始めてみてはいかがでしょうか。
 
 

イクメンが増えることの意義

古いデータになりますが、平成13年に厚生労働省が、「働く女性の実情」という調査の中で、先進国における男性の家事労働の時間の割合と出生率を比較した結果を発表しています。

その結果、男性の育児参加の時間が長い国ほど、出生率が高くなっていることがわかりました。少子高齢化が進むいまの日本では、女性も労働力として社会参加せざるをえない現状がありますが、仕事と家事、育児の両立に二の足を踏むひとも多いのです。

「家事・育児は女性の仕事」という古い価値観は、女性が働かざるを得ない世の中では成立しません。だからこそ、それを悲観的にとらえるのではなく、子どもを持てた幸せを享受するという意味で、積極的に楽しもうとする「イクメン」を増やすことで、子育てしやすい社会の構築を目指していくことに意義があると思いませんか?

人生の中で、子育てを楽しめる時期は限られています。授かった命を愛おしみながら、家族との時間も仕事と同じように大事にするイクメンを、あなたも目指してみませんか?